今回も古めの映画からのご紹介になります。『マキシマム・エージェント(原題:Hidden Agenda)』という2002年製作のスパイ風アクション映画です。以下にIMDBに掲載されているあらすじを機械翻訳したものを貼っておきます。
殺人核衛星を制御する秘密の暗号が世界で最も危険な犯罪者によって盗まれたとき、アメリカ最高のエージェントは英国の美女とチームを組んで、アクション、裏切り、陰謀の終盤戦で暗号を取り戻します。マックスとシャリースは、その計り知れないスキルを駆使して、優秀な国際武器商人であるラウシュを世界中で追跡します。ラウシュは毎時間、衛星を制御し、世界を人質に取ることに一歩近づいています。
ここでご紹介したいのは、ヒロインの『英国の美女』ことシャリースです。敵ボスの武器商人であるラウシュを長年追跡している英国スパイという設定です。衛星の制御暗号が盗まれた事件をきっかけに、アメリカ政府のエージェントである主人公マックスとコンビを組む事になります。
なおシャリースを演じるのは、かの『ベイウォッチ』にも出演していた事がある美人女優レベッカ・カールトンです。また作品のディテールは以下のページをご参照下さい。
オシリス強奪
プロローグ部分ですが、肝心のシャリースは登場しないので軽く流しますw













アメリカの国防を担うはずの攻撃衛星の制御暗号が、そのお披露目会で謎の暗殺者イヴァンによって奪われてしまう。国防総省のエージェントである主人公マックスも会場の警備に当たっていたが、相棒のサムを殺された上で暗号も奪われる。
女スパイ、シャリース








イヴァンが盗んだ暗号チップには追跡装置が仕込まれていた。それによってイヴァンの行く先と取引相手がラウシュという国際的な武器商人だという事を突き止めたマックス達。そこで以前からラウシュを監視していたイギリスの女スパイ、シャリースと組んでラウシュを追跡する事となる。
シャリースは初対面のマックスに、ドジを踏んだら殺すと強気な発言。強気な性格だと戦うヒロイン感が出て良いですね。














シャリースと共にラウシュとイヴァンの取引現場に張り込むマックス。イヴァンは現れたものの、ラウシュは姿を見せず、代わりにラウシュの愛人が代理として現れる。そのあと密談を終えたイヴァンを尾行する二人だが、撒かれてしまう。「私が運転すれば良かった」と、ここでも強気な発言のシャリース良いですね~。

















その後次の目的地のニューオーリンズで、多少打ち解けて身の上話などをするようになるマックスとシャリース。ホテルの部屋でマックスは謎の相手と通信でやり取りしているが、それはシャリースにも秘密の様子。これは終盤の伏線になっています。
それを誤魔化すようにマックスは女たらしのスキルでシャリースといい雰囲気になり、致す寸前まで行きますが、そこにタイミングよくイヴァンの追跡装置の信号がキャッチされ、マックスはお預け状態に(笑)
勇んだシャリースは「いくわよ」と積極的にマックスを牽引する。これが後のシーンとのギャップになって萌えます。
囚われのシャリース




イヴァンが潜んでいると思われる工場に付いた二人。ここでシャリースの格好が白タンクトップに変わっておりそれは大変素晴らしいんですが、極めて残念ながらボトムスはロングパンツになっています(泣) これがショートパンツルックだったら私の中で非常な高ランク作品に分類されていて、もっと早い段階でこのサイトで取り上げて記事にしていたと思います(笑)










彼女の格好は大変残念ですが、ここでこの記事の肝である萌えシーンが発生します。先に工場の内部を確認したマックスが念の為と、シャリースに「君は待機しろ」と言い置いて単身で工場の中に踏み込んでいきます。そして何も言わずにただ大人しく待機して、中に踏み込んでいくマックスを見送るシャリース。
このシーン、妄想が色々捗って最高なんです(笑) まず過去の記事でも触れてますがワタクシ、この主人公がヒロインに「ここで待ってろ」と言ってその場に待機させ、自分だけで先に進んだりするシチュエーションが結構好きで萌えるんですよね(笑)
ヒロインが戦う女性だと尚の事、「戦う能力も意志もあるのに、ただその場に待機させられて、主人公が戻ってくるのを待っているしかない」という状況にもどかしさを感じるはずなので、そのヒロインの心境を想像すると激しく萌えるんです(笑)
ここでも銃まで構えてやる気満々で、しかも直前のシーンではマックスに「いくわよ」と自分が先導しているかのようだったのに、立場が逆転して、マックスに待機しろと言われて不承不承外で待っているだけのシャリースが、『所詮は女』という感じが出てて滅茶苦茶萌えます。
ただそれだけにこの後のシーンがかなり宜しくなく、上記のシチュエーションは脳内妄想で補完するしかないのが極めて残念なのですが……(汗







マックスが工場の中に踏み込んでいる間、外で大人しく待つシャリース。このままマックスが出てくるまで待っててくれれば超々最高のシチュエーションだったんですが、なぜか勝手に持ち場を離れてどっかに行っちゃいます(汗
これは先のロングパンツと並ぶ(笑)非常に大きな減点ポイントですねぇ。この2つの致命的な減点が、私の中でこの作品を取り上げる優先順位が下がる決定的な要因になったと言っておきます(苦笑)
そもそもストーリー的にも勝手にその場を離れる理由がなく、これはプロとして失格だろと。
工場の罠も爆弾ではなく、待ち構えてる刺客とかにすれば良かったんですよ。で、刺客に襲われたマックスが肉弾戦で返り討ちにして、外に出たマックスは待っていたシャリースに罠だったと告げて、二人で一旦離脱しようとした所を敵に囲まれて……みたいな展開だったら最高だったんですがね。更にシャリースがショートパンツだったら、もう言う事なしの神作品になってたのに……(泣)
























非常に残念な減点ポイントを乗り越えつつ(笑)先に進みます。爆弾はラウシュの罠であり、ついにラウシュ本人が登場する。彼は国防省の誰かを買収してマックス達の行動を先読みし罠に掛けたのだった。
そしていつの間にか捕まっていたシャリースが引き出されてきます。これだったら上記の妄想ストーリーでマックスと一緒に捕まるとかで全然良かったのになぁ。更に彼女を捕らえているのはラウシュの愛人スヴェトラーナであり、個人的にはこれもちょっと減点ポイントかなぁと(笑) これが普通に男の手下だったら、この場にいる女性はシャリースだけになって、紅一点でより「無力な人質」感が出せていたでしょうに惜しい限りです。
しかしシャリースが為すすべもなく車で連れ去られる中、マックスが激しいアクションを繰り広げて敵の攻撃を切り抜けていくシーンは、ヒーローとヒロインの対比として素晴らしいですね。
シャリース追跡









国防省に戻ったマックス。そこにラウシュから直接通信が入る。ラウシュはシャリースの命を人質にマックスや国防省に脅しを掛けてくる。マックスはシャリースを救うため再びラウシュを追う。










シャリースにも追跡装置が仕込まれており、それでラウシュの居場所を探知したマックスは、何故か変なセスナ機に乗って現地まで飛ぶ。そのセスナ機のパイロット達はラウシュに買収されておりマックスを殺そうとするが、彼にあっさり出し抜かれて返り討ちに遭う。







ラウシュの本拠地と思しき客船にたどり着いたマックス。そこではラウシュが主催するパーティーが開かれており、彼はその裏でオシリスの暗号コード解読を進めていた。そこに囚われていたシャリースも引き出されてくる。
マックスも含めてニューオーリンズの時から全員衣装が変わっているのに、シャリースだけは着替えておらず同じ格好のままという状況が非常に萌えます。これでショートパンツだったら最高にエロくて言う事無しだったんですが……(泣)
クライマックス












タキシードを着てラウシュの前に現れるマックス。何度も衣装を変えてる彼に比べて、ずっと同じ格好のままのシャリースがエッチい。しかしこのシーンでも彼女がショーパンだったらなぁと思わずにはいられません。ホント勿体ない。あとやはりスヴェトラーナが邪魔(笑)



















シャリースが処刑されそうになるが、それを救ったのは意外にもイヴァンであった。驚くラウシュに正体を現すイヴァン。彼は死んだはずのマックスの相棒サムであった。ラウシュをあぶり出すために架空の犯罪者に成りすましていたのだ。
シャリースもまた何も知らずに騙されていたのだった。これもちょっと萌えポイントですね。








シャリースを残して単身でラウシュを追うマックス。シャリースは敵に捕まったり人質にされたり、殺されそうになった所を助けられたりマックスにも騙されていたりで全く良いところ無しでしたが、最近の自力で何でも解決のスーパーヒロインよりもこういう(戦う能力あるのに)助けられ系のヒロインの方が遥かに萌えるというものです(笑)








終わりに
如何でしたでしょうか? 私の個人的評価としては「光る物は沢山あるのに、それを台無しにする要素ばかりで、結果として非常に勿体ない作品」と言ったところです(笑) もうちょっとそこ何とかならなかったのか?という場面や要素が多く、まあそういう箇所は自分の脳内妄想で補完する事とします(苦笑)
他人の作った作品ではこうやって自分の思い通りにならず余計フラストレーションが溜まるので、なおさら自分の思い描く要素をぶっ込めるAIツールに嵌まるのかも知れませんね(笑)
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