古き良きファミコン時代をリスペクトした横スクロールアクション『ブラッドステインド:カース・オブ・ザ・ムーン2』のヒロイン、修道女ドミニクの受難

ゲーム
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今回は久しぶりにゲームのご紹介ですが、はっきり言ってビジュアル的な面では余り訴求力のない題材となっています。というのも今回ご紹介するゲームは2020年発売と新しい作品なのですが、まるでファミコン時代のようなドット絵による横スクロールアクションとなっているからです。

ブラッドステインド:カース・オブ・ザ・ムーン2』というゲームなのですが、これは別に制作会社の技術がないのではなく、ファミコンゲームのリスペクトというか、とにかく敢えてこのようなグラフィックにしている物と思われます。

なのでヒロイン含めてキャラのビジュアルも全て粗いドット絵で表現されているので、ビジュアル面で訴求力がないというのはそういう意味です。では何故取り上げたのかというと、それはグラフィックの粗さを補って余りある『シチュエーション』が非常に良かったからです。

以下で簡単な解説をしていきますが、まずは作品紹介から。

18世紀、イギリス。東方からやってきた退魔士の斬月は、仲間と共に悪魔を討ち果たしたが、教会から派遣された修道者ドミニクは驚くべき情報をもたらした。彼女によると、現代の技術では到底建造できない、謎の魔塔が一夜にして出現したという。斬月はドミニクと共に魔塔に乗り込む。

ブラッドステインド:カース・オブ・ザ・ムーン2 – Wikipedia

作品のディテールも上のWikiリンク先をご参照下さい。2となっている事から解るように、前作の続きという扱いになっていますが、ここでは前作は取り上げません。なおゲーム自体はダウンロード専用となっておりアマゾンからは購入不可の為、商品紹介はありません。PS4やSwitch、Steamなど各種ハードからDL可能です。

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1周目

1周目 

サムネにも出ている金髪の女性がヒロインのドミニクですね。以下簡単なダイジェスト。

タイトル画面
斬月とドミニク
こんな感じのドット絵による横スクロールアクション
1面のボス、ドラゴシンビオート
ドミニク加入
2面からはドミニクも使用可能に
銃使いロバート
ロバートも使用可能に
ボス戦
魔導アーマーに乗る犬、ハチ
ハチも使用可能に
ボス戦

最初は主人公の斬月だけだが、ステージを追う毎に新たな仲間が加わっていく形式。ドミニクはステージ2から使用可能になります。プレイ中にいつでもキャラを切り替えられる仕様となっています。ドミニクは唯一体力回復が出来る能力を持ち、初心者救済用のキャラでもあります。

その後も戦いは続き……
ラスボス?出現
第二形態戦
しかし謎の巨大な手がラスボスを貫く
仲間を庇ったドミニクが連れ去られてしまう
連れ去られたドミニクの救出に向かう斬月達

順当に戦いを進めラスボスまで到達する斬月達。激闘の末にラスボスを倒しますが、その時謎の巨大な腕が出現してラスボスを殺してしまいます。そのまま斬月達にも攻撃を仕掛けてきますが、ドミニクが彼等を庇って拉致されてしまいます。斬月達はドミニクの救出を決意します。ここからが今回の記事の肝になります。

2周目

2周目

攫われた紅一点のヒロインを救うべく男達(一匹は犬だが)が戦う。うーん、ダムゼル・イン・ディストレスの鑑のような展開ですね(最高) 基本的には2周目という形で1周目と同じステージを戦っていく事になりますが……?

ドミニクだけ抜けた状態でスタート
1周目では行けなかったルートを進める
敵の攻撃が激化したり、新たな敵が出現したりと難易度が上がっている
ボスも1周目より格段に強化されている
より高難易度となったステージで戦う斬月達

基本的には2周目という形で1周目と同じステージを攻略していきます。しかし最初から斬月、ロバート、ハチの3人が揃っていますが、代わりにドミニクだけ抜けた状態となっています。そしてこの2周目では同じステージでも新たな敵が追加されたり、ボスも格段に強化されたりと難易度が跳ね上がっています。

ただでさえ回復役として頼もしかったドミニクが抜けているというのに、その状態でより高難易度になったステージやボス戦を戦っていかなくてはならないのです。ドミニクは結局2周目の間中、仲間に戻る事はありません。男達がより激しい戦いを進んでいる最中、ただ最後のステージで囚われの身になっているドミニク。過去記事の『バイオハザード』や『鴉天狗カブト第5話』なんかと共通しますが、この主人公達とヒロインの対比が非常に良質なダムゼル・イン・ディストレスになってるんですよねぇ(笑)

2周目ラスボスのメフィスト。その手前にいるのは……
ずっとここで囚われの身になっていたドミニク
メフィストに引き寄せられるドミニク
メフィストの体内に閉じ込められるドミニク
そのままラスボス戦開始

激しい戦いを潜り抜けて2周目のラスボス、メフィストの元まで到達した斬月達。そこには囚われていたドミニクの姿もあります。斬月達が高難度の2周目を戦っている間、ずっとただここで囚われの身になっていただけのドミニク。ただのピーチ姫ではなく1周目では共に戦ったヒロインであるだけに、この2周目に於ける格差が際立ちます。

ラスボス戦が開始されますが、ここでもドミニクはラスボスの体内に閉じ込められてしまい、ただ斬月達に助けられるだけの状態になります。2周目では最初から最後まで囚われているだけのドミニクに萌えます。

メフィスト戦
ドミニクを閉じ込めている心臓部が露出
心臓部を破壊。中には磔のような姿で囚われているドミニクの姿が。
撃破
3人同時に出てくる
メフィストの悪あがきをロバートとハチが抑える
そこに斬月がメフィストを両断
ドミニクを解放します
力なく落ちるドミニクを……
ロバートがキャッチ
救出完了
息を荒げているドミニク

メフィストを追い詰めると、囚われているドミニクの姿が露出します。この時まるで磔のような体勢になっているのが非常にGoodです。

激しいラスボス戦を制すると2周目のクライマックス。最後の攻撃を仕掛けてくるメフィストに対して、ロバートとハチがそれを抑え、その間斬月がメフィストを両断します。解放されたドミニクが落ちてくるのをロバートが受け止めます。助け出されたドミニクは激しく息を喘がせているのが見て取れます。2周目は最初から最後まで囚われていただけなのに息を喘がせるドミニクが、本当にダムゼル・イン・ディストレスしてて最高に萌えます。

終わりに

如何でしたでしょうか? 昔のファミコンゲームを模したドット絵であるが故に、視覚面では正直物足りない部分はありますが、シチュエーション自体は非常に良質ダムゼル・イン・ディストレスであり、視覚で物足りない部分は想像力で(笑)いくらでも補う事ができます。まあこのヒロピンという分野(?)自体かなり想像力で補完する部分が多いジャンルではありますが(><)

多分私が知らないだけで、こういう『掘り出し物』は探せば沢山あるのではと思います。仕事や環境などの影響で中々探しものを見つけ出すのも大変ですが、また見つけ次第皆さんと共有していければと思います。

コメント

  1. 匿名 より:

    主人公あるいはそれと同格の立場の戦うヒロインが囚われヒロインに降格するシチュは実に素晴らしいです!

    私が「カイの冒険」のストーリーに萌えるのも同様の理由なのかも知れません。シリーズ初作「ドルアーガの塔」で囚われヒロインだったカイが主人公のゲームですが、カイは攻撃手段を持ってなかったり、敵や罠に少し触れただけで即死してしまったりと、ゲーム自体の高難度も相まって弱さを強調された主人公でした。
    ですが、それよりも重要なのは時系列的に「ドルアーガの塔」の前日譚になっていて、カイが囚われヒロインになった経緯を描く作品なのでバッドエンドが確定しているという所です。最上階(60階)でお目当てのロッドに辿り着いても、大ボスのドルアーガに敗れて石にされてしまい、帝国ナイトが復活したりロッドの守護精霊も洗脳されてしまったりと状況悪化のエンディングで終わります。開発者の方にも「カイが可哀想」というお便りが結構届いたとか。
    プレイヤー視点で最初からバッドエンドと分かり切った設定とストーリーを与えられ、難関を乗り越えたにもかかわらず報われない終わりを迎える、発売された時点でカイの悲劇が確定するような不幸属性っぷりに興奮しました。
    欲を言えば石にされた時のカイが漬物石みたいな形ではなく石像のようになっていれば尚良かったのですが。

    1986年にナムコから出た初代「ローリングサンダー」もオススメかも知れません。
    ヒロインのレイラ・ブリッツは警察機構で主人公と同じ工作部隊に所属する女工作員であり、本来れっきとした戦うヒロインなのですが、本作中では完全にピーチ姫のような囚われヒロイン扱いです。ステージをクリアしていくと囚われたレイラが拷問されたりするシーンも流れます。アーケード版とファミコン版で絵柄が変わっていますが、人によってはファミコン版の拷問シーンの方が好みに刺さるかも知れません。戦闘要員なのに戦う機会を一切与えられず囚われっぱなしというシチュに萌えます。

    「DOA6」のストーリーモードにおける、ほのかの扱いも結構刺さりました。
    ストーリー前半では重要人物からも注目され、戦う場面もありますが、途中でクリスティに捕まって以降、ストーリー上では完全に囚われヒロインの扱いになってしまいます。脱走しようとしたところをクリスティに敗れて気絶して以降は、一度も意識を取り戻さず、ストーリーが終わるまで気絶したままです。救出されて以降もずっと誰かにお姫様抱っこで運ばれていて、目を覚ます場面はありませんでした。

    「燃えろ!ジャスティス学園」のストーリーモードは三人一組の学園を選択するスタイルになっていて、太陽学園のストーリーは途中でルート分岐するのですが、
    太陽学園チームの紅一点にあたる若葉ひなたは、「バツ失踪」ルートだとチームで敵に敗れた後に締め上げられて絶体絶命の状況になり、仲間であるバツの名を叫んで救出される場面があります。「ロイ登場」ルートでもひなたが敵に捕まり、十字架に縛られて人質にされる場面があります。
    格ゲーのプレイヤーキャラなら全員主人公と同格なはずなのですが、ストーリー内でか弱いヒロインのように扱われていると、ストーリーにリョナられているような感じがして萌えます。

    2006年放送のアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」で第一話に放送された「朝比奈ミクルの冒険」は作中の登場人物達が素人知識で作った映画で(いわゆる劇中劇)、普通だったら素人丸出しのチープさから来るシュールギャグに笑うのが正しい見方なのでしょうが、私だけはヒロピン視点で見て萌えてましたw
    主役のミクルは「戦うウェイトレス」という如何にもスーパーヒロインチックな肩書きを持っていますが、劇中で悪役と戦う場面ではやられたり負けたりしている姿ばかり映ってました。一応ミクルの反撃シーンとして撮影するつもりだったっぽいシーンもありましたが、そういったシーンも想定外のトラブルでミクルが敵にやられてるような映り方になって、しかも完成版でもそのまま。一人の男子生徒を見守るために未来からやって来たという設定でしたが、作中では気絶したミクルがその男子生徒にお姫様抱っこで運ばれるシーンがあったり、最終決戦でもミクルは殆ど反撃できないまま負けて、結局男子生徒が悪役を倒してハッピーエンドに終わりました。
    主役なのに活躍シーンは一切与えられず、作品自体に虐められてるような最弱ヒロインっぷりに萌えてました。

    乱文失礼いたしましたが、記事のネタ等の一助になりましたら幸いです。

    • ビジョンXYZ より:

      コメント及び情報提供ありがとうございます!!

      このようなニッチな嗜好を理解して頂けるとは大変嬉しく思います(笑)
      サイトでも取り上げていますが初代バイオハザードのジルなんかもそれに当てはまると思います(クリスルート)。
      『戦うヒロイン』が無力化されて囚われのヒロイン状態にさせられるというシチュエーションが、そのヒロイン自身の心情と併せて最高に萌えるんですよね(><)

      頂いた情報はどれもノーチェックの物ばかりでしたので、大変ありがたく思います。
      コンテンツの内容を確認できるものは極力確認して、琴線に触れる物ありましたら是非取り上げさせて頂きたく思います。

      この度は誠にありがとうございました!

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