昨今はポリティカル・コレクトネス、通称ポリコレの影響が世界的に強まっており、特に欧米を中心として映画を含むあらゆるコンテンツで『女性の権利』が前面に押し出されるようになってきました。
そのため女性を『弱い者』として扱いがちなダムゼル・イン・ディストレスという概念は駆逐されていく一方です。日本や欧米は『強い女性』で溢れ返り、ヒロピンというシチュエーションを探すのも一苦労という状態です。
しかしまだ西側諸国ほどポリコレの概念に侵食されていない穴場があります。それがインドです。今回はそんなインドの映画で非常に良質なダムゼル・イン・ディストレスを発見したのでご紹介させて頂きます。
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Shemarooというインド映画専門チャンネルからリンクをお借りしています。
以下は同チャンネルによるヒロピンのあるクライマックスシーンのみを切り出したバージョン。シークバーでお目当てのシーンを見たい場合はこちらがお勧め。
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映画や制作会社などの情報はこちら
以下、簡単なダイジェスト。といっても日本語化されてない上にインド映画なので英語ですらなく、細かいストーリーや会話内容などはチンプンカンプンです(笑) なのでかなり大雑把な紹介のみとなりますがご了承下さい。(この作品に限りませんが、映画とかアニメとかは言葉が解らなくても意外と観れちゃいますので、是非日本未公開作品も敬遠せずに視聴してみて下さい)
死のギャンブル
ストーリーの背景は、大富豪にしてギャンブラーの『カリム』が、世界中から強運の持ち主達を20人集めて、その20人に生死をかけた様々なアトラクションに挑戦させ、最後に誰が生き残るのかを賭ける究極のギャンブルを企画する、というのが要約みたいです。
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主人公の『ラム』もその1人に選ばれ、カリムからスカウトされます。ギャンブルの勝者は多額の賞金を受け取れます。言葉が解らないので詳細は不明ですが(笑)、何らかの事情で大金が必要らしいラムはその誘いを受けてギャンブルに参加します。
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同じように集められる他の参加者たち。その中にヒロインである『アイーシャ』もいます。
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危険なアトラクションを経て徐々に脱落していく参加者。金持ちのギャンブラー達はそれを安全な場所から鑑賞しています。そして何個目かのアトラクションで、アイーシャもパラシュートが開かず絶体絶命に! しかしそこに……
ヒロイン、アイーシャ
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他の参加者は墜落死するか自力でパラシュートを開き着地する中、1人だけ主人公に助けられて生き延びるアイーシャ。とりあえず失格扱いではないらしい。もうこの時点からヒロイン力全開です(笑)
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徐々に心を通わせていくラムとアイーシャ。この辺の描写も後のヒロピンシーンのスパイスとなります。個人的にヒロピンシーンはただその場面だけの切り抜きではなく、そこに至るまでの背景やストーリーなどもスパイスとして非常に重要だと思っています。
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次のアトラクションはコンテナに手錠で繋がれて鮫の泳ぐ海にコンテナごと沈められ、ぶら下がった鍵束から自分の手錠を外す鍵を見つけて脱出するという物。アイーシャはここでも自力で脱出できずに主人公に助けられます。他の参加者は勿論自力で鍵を外して脱出したり鮫に喰われたりしていく中、また1人だけ主人公に助けられて脱出するアイーシャ(笑)
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その後他の参加者に乱暴されそうになるアイーシャ。やはりラムに助けられて事なきを得るが、この時アイーシャの衣装がノースリーブでショーパン姿なのが非常に良い! 後のクライマックスシーンもこの格好だったら完全に100点満点だったのに……(泣)
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その騒動の後、主催者のカリムに単身呼び出されるアイーシャ。そこで彼女は隠し持っていた銃をカリムに向ける。例によって詳細な理由などは解りません(笑) しかし結果的に彼女の暗殺は失敗し、逆にカリムに捕らわれてしまいます。
さあ、これでお膳立ては整いました。ここまではほんの前座、スパイス。ここからが本命です。ここからはかなり詳細になってしまいますが、ご容赦下さい(笑)
列車磔のアイーシャ
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キタァァァァァァァァァァァーーーーーーーーーーーッ!!!!!
これですよ、コレ!! これぞダムゼル・イン・ディストレス、そして本当のヒロピンという物のあるべき姿です!!(力説)
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色んなアングルからじっくりねっとりと、アイーシャの艶姿(笑)を鑑賞できます。もう最高! この監督、絶対に同好の士でしょ(笑) そして個人的にはアイーシャが指ぬきグローブやベルトなどゲームに参加していた時の衣装のままなのも、彼女が本来は『戦うヒロイン』である事を強調していて高ポイントです。腕には参加者ナンバーも付けたままです。参加者の1人なのに完全に賞品扱いの屈辱(笑)
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列車の上で待ち構える敵や罠の存在が映し出されます。列車が爆弾に到達する前にこれらの障害をクリアして、列車の先端に磔られているアイーシャの元まで到達し彼女を救い出さねばならないのだ。素晴らしすぎるシチュエーション!!!
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主人公が助けに来た事がアイーシャにも伝わります。これが意外と重要な要素で、これでヒロインは主人公が自分を助けるために戦っていると分かっているのに何も出来ずに囚われているしかないという、屈辱的な焦燥に苛まれる状況が成立するようになります。
状況の描写が終わり、ここからいよいよクライマックスシーンが始まります。
アイーシャ救出レース開始!
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主人公が列車に降り立ちバトルスタート。軽快なインド音楽と共に主人公が走り出し、それを阻む為に敵が立ち塞がってきます。男達が激しく動く中、列車の先端に磔られたまま何も出来ずにただ囚われているアイーシャ。この対比が最高です!!
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敵と激しく戦う主人公。一方でアイーシャの元に辿り着くまでにはまだ多くの敵や罠が待ち構えている事が分かるアングルが挿入されます。控えめに言って最高です。
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敵の攻撃は激しくなる一方ですが、アイーシャはその間も為す術もなく囚われたまま。ヒロインの鑑です(笑)
闘うヒーローと囚われのヒロイン
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激闘を繰り広げる主人公と、囚われのアイーシャの姿が交互に挿入される演出がかなり良い。それによってヒロインが無力に呻吟している様子が堪能できます。
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次々と立ち塞がる敵を倒して進む主人公。そして遂に最後の敵の元まで到達します。相手はやはり参加者の1人で、アイーシャを襲ったラガヴという男。因縁の対決です。
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2人の男が激しく戦う中、囚われのヒロインアイーシャは磔のままもがいてるだけ(笑) そしてタイムリミットである爆弾が徐々に近づいてくる演出はアイーシャの危機を強調します。
アイーシャ、危機一髪
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数々の障害を突破して遂にヒロインの元に到達する主人公。素晴らしいシチュエーション。そして2人の対比的な構図の元に、主人公はアイーシャを助けようとします。勿論アイーシャはその間も何も出来ず主人公に助けられるまま(笑)
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敵がしぶとく復活してアイーシャを助けている最中の主人公を襲います。アイーシャはその間も勿論何も出来ません(笑) 結局主人公が敵を再度撃退して、改めてヒロインを救い出します。もう言うことなしの素晴らしすぎる顛末。
カリムとの対決
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そして最後は無事に救出完了。ずっと囚われてただけの癖に息を切らして喘ぐヒロインを労る傷だらけの主人公。もう最高すぎる結末です!
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おまけとして、最後に黒幕のカリムとの直接対決がありますが、この時もアイーシャは後ろに庇われて見守るだけ(笑)
終わりに
如何でしたでしょうか? 余りにも素晴らしいシチュエーションであったが為に、つい興奮して詳細に説明しすぎて長くなってしまいました。画像が多いのでページが重くなっていないか心配です(苦笑)
でも仕方ないですよね? これほどの素晴らしい逸材には今後中々巡り会えないだろうという確信がありますので(笑) 不満点はヒロインの太ももが露出していなかった事くらいですw
ここにはヒロピンの全てが詰まっていると言っても過言ではないでしょう。他に説明はいりません。
仕事で忙しい中、アンテナを張り巡らせるのにも限界がありますので、これほどのクオリティの作品を他に見つけるのは難しいでしょうが、今後も可能な限り良質なヒロピン作品を見つけられるように頑張っていきます。
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