今回は久しぶりにアニメからのご紹介になります。アニメといっても元は週刊少年ジャンプで連載されていた人気漫画が原作となっている『ジャングルの王者ターちゃん』という作品で、名前だけは聞いたことがあるという人も多いかも知れません。ドラゴンボールやジョジョの奇妙な冒険などに比べると知名度は低いですが、それらが連載されていたいわゆるジャンプ黄金期に、短期で打ち切られる事もなくある程度長期連載を続けられたという事実だけでも、作品としての面白さが保証されています。
連載開始から2年後、タイトルを『新ジャングルの王者ターちゃん』に変更してそれまでの一話完結形式ギャグから長編格闘漫画へと移行。長期格闘編ではバトルの途中にも要所要所にギャグがちりばめながらシリアスな展開が繰り広げられ、バトルが一段落するとまたしばらくは一話完結形式のギャグ漫画が続き、一定期間が経つと再び長期格闘編へ、といった流れを繰り返し7年に渡る連載となりました。
この漫画の特徴はギャグの下ネタが特に多いことで、これは原作者である徳弘正也の作品に共通して見られます。また1993年にはテレビ東京系列で『ジャングルの王者ターちゃん♡』のタイトルでテレビアニメ化され、1994年まで放映されました。
以下は大まかなストーリーの要約です。
その昔、アフリカが動物の楽園と呼ばれていた時代に、ジャングルの王者ターちゃんと呼ばれる地上最強の男がいた。ターちゃんは動物たちや妻をはじめとする周囲の人たちに支えられながら日々ハンターや密猟者たちと戦い、ジャングルの平和を守っていた。
ジャングルの王者であると同時に格闘技の達人でもあるターちゃんは、時には悪人たちの邪悪な野望を阻止するため、時には自らの出生の秘密を探るために世界を股にかけた戦いの旅へと出発する。
ユンケル帝国では薬物で肉体を強化したバイオ戦士、中国では気功武術を操る西派拳の拳士たち、アメリカでは異種格闘技オープントーナメントに、ヴァンパイア王国では伝説の生物であるヴァンパイア戦士たちとも激闘を繰り広げる。さらに悪の組織「MAX」「ケルベロス」との死闘や、五千年ぶりに現代に蘇ったルシュ王国の古代戦士たちとの戦いを経て、最後は未来からやってきた昆虫戦士たちとの戦いに至る。
様々な人間との出会いの中でターちゃんは人間の持つ醜さや愚かさを知り苦悩するが、そのたびに悪への怒りを力に変えて勝利を掴んでゆく。この物語は、動物と自然を守る男・ターちゃんとその仲間たちが悪と戦い、「地球」を救った過程を描いた物語である。
原作漫画やアニメ版のディテールも、上記ウィキペディアのページをご参照下さい。
原作漫画からいくらかエピソードがカットされているものの、アニメ版もそれなりに長編ですが、今回ご紹介したいのはヒロインのジェーン……では勿論なく(笑)、上記の長期バトル編に登場するゲストヒロイン達です。今回はその中でも出番が多く琴線に触れるシーンも多かった、ヴァンパイア編の王女剣士レーアを取り上げていきます。



一応ヴァンパイア編のストーリーを超ざっくり(笑)説明すると、まずサバンナにいるターちゃんの元にヴァンパイア王国の第二王女であるシーマがやってきて、姉のレーア達が起こしたクーデターによって監禁された父親のダン国王と、シーマの恋人であるエドガー(事故でヴァンパイア王国に漂着した所をシーマに助けられて恋仲になった科学者の若者……という設定笑)の救出をターちゃんに依頼してくる。
背景としてはダン国王が自分の脳腫瘍を外科手術で摘出して救ってくれたエドガーを重用するようになって、独断でエドガーの組織とヴァンパイア王国を提携させると言い出したため、それに反対するレーア達がクーデターを起こしたという形。
一度は断るターちゃんだが、シーマを追ってきた元(笑)婚約者のランジェラがターちゃんの仲間である梁師範をヴァンパイアの眷属化してしまい、ランジェラは撃退したものの梁師範を元に戻す唯一のワクチンがダン国王の血液のみということで、結局ダン国王の救出に向かう事になる。
ヴァンパイア王国に到着し、国王が監禁されている薔薇の塔に乗り込むターちゃん達だが、レーアの配下であるヴァンパイア拳士達との戦いに敗北し、エドガー共々処刑場に留置された、という状況。



因みにこの作品のメインヒロインはターちゃんの妻ジェーンという事になるのですが、当然ながら(笑)このサイトではフォーカスを当てません。肥満化する前の元のジェーンだったらその限りではなかったのですがね……(苦笑)
























ヴァンパイアの里を攻撃するヘリ部隊は、続いて前章で登場した「MAX」の改造人間たちを投下してくる。エドガーの組織(ケルベロス)は「MAX」と繋がりがあったのだ。レーアは果敢に立ち向かうが、あっさりと気絶させられる。
自ら剣を振るって戦う勇敢な王女剣士が、強大な敵に全く歯が立たずに無力化させられるというシチュエーションは非常にソソります。そして無防備に気絶しているレーアを見下ろす改造人間の影。この後の彼女の命運を暗示させるような感じで萌える演出です。

















改造人間に敗北したレーアは、鎧を全て外されて下着姿にされた上で、壁に手足を広げて磔にされて、エドガーたちの尋問を受けている真っ最中であった。何ですか、この超萌えるシチュエーションは!(嬉) しかもこの場に女はレーアのみという最高の状況。欲を言えば、このシチュエーションに至るまでの過程もしっかり描写して欲しかったですが(笑)










しかも直前まで虜囚にしていたエドガーに立場を逆転されて、舐めきった態度で甚振られるという屈辱。磔にされて抵抗できないレーアは、遥かに弱いはずのエドガーに為すすべもなく嬲られるだけ。更にはそれまで無骨な鎧姿だったのが、一転して周囲の男達は黒服スーツ姿の中、女一人だけ下着姿にされるという恥辱。非常に萌える最高のシチュエーションです!



















そこに駆けつけたのは勿論主人公のターちゃん。超回復でパワーアップしたターちゃんはモブ雑魚は勿論、ラスベガス編では苦戦した改造人間たちも一蹴する。しかし事はそれで終わりではなかった。実はダン国王こそが最強のヴァンパイアでもあり、エドガーに脳手術を受けた際に洗脳チップを埋め込まれた彼は、エドガーの忠実な下僕と化していたのだった。
エドガーは最初からダン国王を洗脳するために、事故を装って送り込まれたケルベロスの工作員であった。レーア達はそれに気づいてダン国王とエドガーを捕らえて「監禁」していたのだった。そして今、エドガーが最強のヴァンパイアを解き放ってしまう。
















エドガーの操り人形と化したダン国王はエドガーの命令に従って、左手を強引に引き千切って起き上がる。そしてターちゃんを一撃で塔外に吹き飛ばしてしまう。ジェーン達が慌てて逃げ戻ると、そこにはすでに復帰したターちゃんの姿が、そしてついでに未だに下着姿のままのレーアも(笑)
多少余裕が出来たんだから何か着るものを見繕うことくらいは出来るはずなのに、それをせずに下着姿のままなのが非常にエッチくて萌えます。



















ダン国王と渡り合うターちゃんの強さに驚くレーア。それと同時に負傷者を救助する一行の姿に彼等が敵ではない事をようやく確信し、ターちゃんの加勢に入る事を決意する。
新しい剣を手に取ったものの、やはり着替えずに下着姿のままで戦いの場へと赴くレーアが超エロいです!






















ダンとターちゃんとの戦いに乱入するレーアだが、ダン国王は最強のヴァンパイアらしく再生や順応など強力な特性の持ち主で歯が立たない。その頃ジェーンの発案でエテ吉がダン国王の千切れた左手を回収するシーンがあり、普段は完全なお荷物ギャグ要因のアナベベが活躍したりする名場面もあるが、このサイトの趣旨とは異なるため割愛します(笑)



























レーアの剣が折れたり部下たちが吸血されたりして薔薇の拳士たちが脱落すると、入れ替わるように復活した梁師範とペドロが参戦する。二人はヴァンパイアウィルスの影響でパワーアップしており、ダン国王相手にも有効打を与えられるようになっていた。ターちゃんと三人がかりで優勢に戦いを進める一行(レーアは見てるだけw)。そして遂に梁師範の必殺技が炸裂し、ダン国王を斃したかに見えた。
「父親」の死に感傷に浸ったレーアは不用意に近づいてしまう。だがダン国王は死んでおらず、怪物のような姿に変じて蘇るのだった。
ここまでのシーンだけでも戦うヒロインムーブ全開のレーアですが、ここからさらに先の磔シーン以上の、当記事の肝となる超絶ヒロピンシーン(笑)へ突入します。





















まず開幕、エドガーに「あの女を捕らえろ!」と名指しされてしまうレーア(笑) 狙われたレーアはやはり腹に一撃を食らって、あっさり気絶させられてしまう。弱すぎるww
そして気絶した彼女はそのままダンによってまるで荷物のように肩に担がれて囚われてしまう。無防備な下着姿で、無防備に身体を反り返らせた姿勢で、無防備に意識を失ってされるがままの状態で、強力な敵ボスの懐にしっかりと捕らえられて、自力での脱出はもちろん救出も困難な状態。
……もうね。控えめに言っても超絶最高に萌えまくるシチュエーションです! これぞ戦うヒロインのヒロピンシーンの鑑と言っても良いくらいです(笑) しかも凡百の作品ならこの後すぐに助け出したり、自力で脱出したりして激萎えとなるところですが、この『ターちゃん』は我々の期待(笑)に応えてくれます。

















レーアを救出すべく激しい戦闘を繰り広げるターちゃん達だが、ダンはレーアを抱えたままで彼等を寄せ付けずに戦う。この間、男達は激しく戦っているのに、ずっと荷物のように担がれてただ気絶しているだけのレーアがヒロインムーブ全開で激しく萌えます。














そして無防備なまま再度吸血されそうになるレーア。激しく戦うも結局救出できず、ただ荷物のように担がれている下着姿を披露し続けただけで、また血を吸われそうになってるレーアに超萌えます。
ここで今度はランジェラが登場します。彼は裏で人質になったり、シーマに接触したりと色々やってたのですがここでは割愛します(笑)乱入してきたランジェラを吹っ飛ばすダン。この時もきっちり囚われのレーアが描写されています。因みに原作漫画は結構エグくて、ここでランジェラは輪切りになります。



























シーマが現れたことで動揺したエドガーは、咄嗟に取り繕ってシーマを懐柔しようとする。だがすぐにメッキが剥がれて、ダンにシーマの抹殺を命じてしまう。このためせっかく囚えていたレーアを手放してしまうダン。うーん、ストーリー上仕方ないとはいえ、正直勿体なかったなぁ(笑)
因みに原作だとここでランジェラは殺されてしまうが、アニメだと一命を取り留める。次のアイアンマスク編でもそうだけど、原作漫画は結構救いのない鬱展開を唐突にぶち込んでくる傾向があるので、アニメ版ではその辺りの展開はかなりマイルドに改変されています。
この後はターちゃんとの最終バトルになって決着がつきますが、レーアは殆ど出てこず、このサイトの趣旨とは異なるので端折ります(笑)














ダン国王との死闘を制するターちゃん。レーアはいつの間にか意識を取り戻していたが、やっぱり着替えずに下着姿のまま(笑) 隣りにいる妹のシーマは普通に服を着ているので、対比で余計にエロく見えます。
ターちゃんの身を案じる様子が描写されたり、他にも全体的にクローズアップされた扱いで、このヴァンパイア編のメインヒロインはシーマではなく姉のレーアの方で間違いなさそうです。
なお全てが終わった後にヴラド伯爵が出てくるのは原作と同じですが、原作では国を憂う好人物でレーア達と協力してヴァンパイア王国の復興に尽力する善人キャラですが、アニメではケルベロスと内通して王国を売った腹黒い卑小な人物として描かれています。生存してシーマと添い遂げた息子のランジェラとは正反対に、アニメで逆に悲惨な末路になったキャラです(笑)
終わりに
如何でしたでしょうか? 正直レーアはこのサイトの主旨にもマッチした中々の逸材(笑)で、本来ならもっと早く取り上げていても良さそうなものでしたが、意外と思い出さなかったりするものですね(苦笑)
なお今回はレーアにフォーカスしたかったので取り上げませんでしたが、他にも二人ほど取り上げたいゲストヒロインがいるので、次回も(少し短めですが)ターちゃんの記事になる予定です。悪しからずご了承下さい。

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