このサイトでは定番になりつつある(笑)80年代洋画から今回もピックアップとなります。今回ご紹介するのは1985年の映画『野獣女戦士アマゾネス・クイーン(原題:BARBARIAN QUEEN)』です。……何か少し前の記事の「女宇宙戦士スレーブクイーン」にタイトルが似ていますが、特に関係はありません(笑) 80年代の翻訳タイトルのセンスが似通っているという事で(汗
アーノルド・シュワルツェネッガー主演の『コナン・ザ・グレート』のヒットが影響してか、特に80年代はヒロイック・ファンタジーが全盛期となり、様々な類似作品が濫造されました。その多くは低予算のB級映画であり、殆どヒットする事もなく綺羅星の如く現れては消えていきました。本作もそんな濫造ヒロイック・ファンタジーの一つと言えます。
ただし他の作品にも比して女性キャラのお色気と露出を強調した造りが特徴となっており、主人公のアマシアを始め、露出度高い格好の女性が動き回る様を存分に堪能できる映画となっています。
(97) Barbarian Queen. 1985 – YouTube
※年齢制限のある動画のため、リンクのみ貼っておきます。作品のディテールは以下のページをご参照下さい。
Yajû onna senshi: Amazonesu kuîn (1985) – IMDb
以下は画像付きダイジェストになります。
婚礼襲撃
冒頭いきなり凄いシーンから始まります。森の中で花を摘んでいた娘が暴漢達に捕まって乱暴されます。このシーンは後の伏線になってきます。
とある村の広場で結婚式の準備が進められています。日本語版が現在視聴不可なので詳細は不明ですが、新婦のアマシアは別の部族の王女か何かのようです。アーガンの部族に輿入れするという感じと思われます。
因みにアマシアの湯浴みを手伝っているのは侍女?のエストリッドで、アマゾネス物なのに戦いが出来ないキャラで、美女でありながら本人は色気より食い気という結構ユニークなキャラで異彩を放っています。
オープニングで乱暴されてた娘はアマシアの妹であるタラミスであった。エストリッドは戻ってこない彼女を探しに出かける。だが丁度その時、村にアラクル(正確な読み方が分からない汗)率いる軍隊が現れ襲撃してくる。タラミスに乱暴したのもこの軍の兵士だったのだ。
敵がアマシアの所にも乗り込んできますが、アマシアと部下のティニアラは露出皮鎧姿で剣を取って抵抗します。しかし敵の数が多く次第に追い詰められ、アマシアは小屋に火を放ちます。
アマシアが小屋に火を放ったのは敵の目を晦ます偽装だった。彼女は怒りと共にアラクルへの復讐と、婚約者の奪還を誓う。
旅立ち
旅の準備をする2人。そこにティニアラも駆けつける。彼女も生きていたのだ。しかし当初この2人だけで行くつもりだったのか。エストリッド全然役に立たないのに(笑)
敵兵士との戦い
川を下る3人は敵の拠点のような場所を発見する。そこには4人の兵士が常駐していて、暴行されている女性の姿も。女性を助けたアマシア達はそのまま兵士達との戦いの突入する。
敵兵士たちと戦闘になります。アマシアとティニアラが結構泥臭く敵と戦うシーンが続きます。ここは彼女らのお腹や太ももをじっくりと堪能するシーンと思いましょう。なおエストリッドは勿論戦っていません(笑)
兵士たちを無事に倒したアマシア達は捕まっていたタラミスとも再会します。しかし虜囚生活のショックか姉と再会してもあまり嬉しそうではない様子。ちょっと不穏な様子ですが、放っておく訳にもいかずに保護する事に。
反乱軍との出会い
旅を再開する一行だが、途上でレジスタンス的な(笑)人々と遭遇する。その一員であるゾライダ(多分w)という少女も同行する事になります。
アラクルの本拠地と思われる大きな街に着いた一行。アマシアはゾライダの伝手で、この街にも潜伏しているレジスタンスのリーダーと接触する。
街で行動中に勝手にどこかに行ってしまうタラミスを探していたエストリッドが、無駄に美人なので(笑)兵士達に目を付けられて乱暴されてしまう。
ティニアラの死
そのまま兵士達に連れ去られそうになっていたエストリッドを助けようとして、アマシア達も正体が露見して捕まってしまう。この時ティニアラの方は脱獄しようとして兵士に殺されてしまいます。これはちょっと残念な展開でしたねぇ。
ティニアラは無惨に拷問された上で殺された一方で、エストリッドは娼婦みたいな格好をさせられて、恐らく剣闘士のような奴隷達を相手にする場所に送られる。しかし暴行された挙げ句にこんな場所に送られながら、食べ物に興味を示すエストリッド。めちゃくちゃ図太い精神のようです(笑)しかしそこでアーガン達と再会します。なんかエストリッドがヒロインみたくなってて笑うw
アマシア拷問
その間変な拷問を受けているアマシア。まあ直接的な表現はないとはいえ、これは確かに年齢制限喰らいますね(笑) その後なんとか脱出して拷問官を硫酸のプールに突き落として逃げます。
一方でエストリッドは娼婦みたいな格好させられてるのに本人は色気より食い気で、食べ物に興味を示してます(笑) そこに剣闘士達への慰安のために他の娼婦と一緒に連れ出されますが、彼女だけ兵士に呼び止められます。美人だったので目を付けられてたっぽく、彼女は兵士の油断を付いて短剣を奪って兵士を殺します。
互いに逃げ出したアマシアとエストリッドが再会する。喜ぶのはいいけどティニアラの事も思い出してやって下さい(泣) その後紆余曲折を経て無事に脱出した彼女らはレジスタンスと再び接触する。
クライマックス
アーガン達捕らえた奴隷を使った何らかの催し物のために広場に出てくるアラクル。タラミスの姿もあります。それを変装して見守るアマシアですが、彼女の事はバレており捕まってアラクルの前に引き出されます。しかしゾライダのサポートで剣を取り戻したアマシアは民衆や奴隷達を扇動して反撃を開始します。ここからクライマックスのようです。
レジスタンスが乱入して大混戦になります。アーガン達も反旗を翻して戦っています。勿論アマシアも自ら剣を取って戦います。太もも丸出し衣装のアマシアの戦闘シーンを存分に堪能しましょう(笑)
最後はアラクルとの対決でエンディング。エストリッドさんは戦えないので最後にあまり出番がなかったのは残念。(一応エンディングで1コマだけ出てたけど)
終わりに
如何でしたでしょうか? 個人的にはあまり琴線に触れるようなヒロピンシーンなどはありませんでしたが、主人公アマシアを始めとした女性キャラの露出衣装でのアクションを存分に楽しめる作りにはなっています。余談ですがアマシアを演じたラナ・クラークソンは当時19歳だったようで、とてもそうは見えない貫禄ですが、19歳と知るとあの瑞々しい太ももの張りにも納得です(笑)
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