今回も夢と希望に溢れていた(笑)80年代の洋画からのご紹介になります。
他の記事でも書いていますが、昨今はとにかくポリコレという概念が浸透し、女性のお色気を強調したような作風はNGという機運がどんどん高まっています。勿論金髪美女を主人公やヒロインにするなどもっての外で、必ず黒人やアジア人(それも妙にブサイクな)を主要キャストに入れなければならず、キャストかスタッフに必ずトランスジェンダーや障害者がいなくてはなりません。そうしなければ『差別』なのだそうです。
非営利の個人ブログなのではっきり言わせて頂きます。ポリコレなんぞクソ喰らえです。そういうのはそういうのが好きな人達だけで勝手にやっていればいいのです。エンタメがポリコレの概念に侵食されてから確実に表現の幅が狭まり、退屈でお行儀の良い、無味乾燥な作品ばかりになってしまいました。
80年代はまだそんなポリコレの悪習が世を席巻する前の自由な表現が許されていた時代で、今回ご紹介する作品『女宇宙戦士スレーブクィーン』も、まさにある意味でそんな時代を象徴する内容・演出となっております。
年齢制限のある動画で当記事内ではご視聴頂けないため、YouTubeリンクを貼っておきます。スペイン語の吹き替えと思われますが、画質は比較的綺麗です。作品のディテールは以下のページをご参照下さい。
Slave Girls from Beyond Infinity (1987) – IMDb
以下、ダイジェストになります。画像多めなのでご注意下さい。例によって日本語版が視聴不可なので、細かい部分はかなり大雑把です(笑)
美女大脱走
何らかの罪で捕まって護送されているらしきダリアとティサ。普通に犯罪者なのが笑う。そしてのっけから金髪美女の皮ビキニ姿。もう最初から現在では考えられないくらいの潔いまでのセクシー強調演出(笑)
牢から脱獄した2人は看守を襲撃すると、そのまま慣れた感じで小型艇を強奪して逃げます。この辺もナチュラルな犯罪者っぽくて笑う。しかしその後謎の星に引き寄せられて不時着してしまいます。
彷徨うダリア
気がつくと海岸に漂着していたダリア。ティサの姿はありません。宛もなく歩き出したダリアはジャングルのような場所に到達します。その奥には遺跡のような外観の謎の建物が……。もうこれでもかと言わんばかりにあからさまなアングルで、ダリアの皮ビキニルックを堪能できます(笑)
謎の男ゼッド
建物に入ったダリアだが、そこは動物の剥製が沢山並んだホールとなっていた。彼女はそこで謎の男ゼッドと出会う。もう言う事はありません。とにかくダリアの皮ビキニ姿を存分にご堪能下さい(笑)
ティサと再会したダリアだが、ゼッドの正体は彼女も知らないようだった。この後どうすべきか悩んでいた所に、そのゼッドから晩餐に招待される。どうやら他にも遭難して保護された人間がいるらしい。その人達も晩餐で紹介するとの事。とりあえず了承したダリアは客間へ案内される。
晩餐会
晩餐会に出るためにドレスに着替えたダリア。非常に残念ですがこの後また元の格好に戻りますのでしばらく我慢しましょう(笑) 晩餐会には他にシェイラとリックの姉弟も参加していた。彼等も船がこの星に難破してゼッドに『保護』されたらしい。同じようにこの地に引き寄せられて不時着した共通点から、ゼッドが怪しいと睨むダリアやリック達。
危険な探索行
墜落の原因でゼッドが怪しいという事で、夜中に抜け出して証拠を探そうとするダリア達。一方でロボット執事達に死体を処理させるゼッド。彼は保護した人間達を『狩り』という名目で殺す事を楽しむ異常者であったのだ。
しかしダリア達がそうやって動いてる間にシェイラが捕まって、ゼッドにピーされてしまいます。その後復讐に走りそうなリックは先手を打って捕まり、ゼッドの『狩り』の獲物にされてしまいます。そこそこ善戦しますが最終的に殺されてしまうリック。
美女狩り
その後経緯は不明ですがダリア達も捕まってしまいます。この時彼女らの衣装が最初の皮ビキニに戻されています(ついでにシェイラも)。そして遂にダリア達もゼッドの狩りの標的にされます。ここから一応クライマックスという扱いですね。
そしてゼッドの『狩り』が開始されます。3人は反撃を試みますが、なにせ手持ちの武器がナイフしか無いので、返り討ちにあってシェイラが殺されてしまいます。
謎の遺跡
遺跡に侵入した2人ですが、早速ティサとはぐれてしまいます。そんなダリアに後ろからゾンビが迫ります。ナイフで返り討ちにするダリア。一方でティサもゾンビに襲われており、こちらもナイフで倒します。すると彼女の前に謎のクリーチャーが現れます。
ティサはクリーチャーに襲われ、どこかに連れ去られそうになります。そこに武器を手に入れたダリアがクリーチャーを撃ってティサを救出します。先程のゾンビもそうですが、このクリーチャーに関する説明も作中に全く無く、どのような存在で何故ここにいるのか一切不明です(笑)
武器を手に入れたダリア達だが、ゼッドと銃撃戦になりダリアが崖から落ちて行方不明になってしまう。残されたティサは今度はゼッドに捕まる。ダリアが主人公でティサがヒロインって扱いでいいのかな?(笑)
クライマックス
屋敷に連れ戻されたティサは、そのまま暴行されそうになります。必死で抵抗するティサがエロい。目の前のイスが邪魔(笑)
そこにヒーロー(笑)ダリアが颯爽と現れます。しかもどこで拾ったのかレトロな武具で武装してます。この時のダリアは昔出ていたVHS版のパッケージにもなっていましたね。激しく戦う2人だが、ロボット執事達が現れた事で追い詰められるダリア。
クリーチャーはゼッド達の仲間という訳ではないらしく、彼等を攻撃して倒すと、再びティサに迫ろうとします。しかしそこにダリアが後ろからハンマーでぶん殴ると消滅してしまいます(笑) その後2人は宇宙船を奪って脱出。ゼッドは屋敷ごと自爆します。そしてエンディングへ。
終わりに
如何でしたでしょうか? あまり見所の紹介はなく、ほぼ全編映画のダイジェストになってしまいましたが、それは全編に渡るダリア達の艶姿こそが『見所』なので、あえて紹介する必要がなかった事の裏返しとなっています。いつにも増して画像が多くなってしまったのもその為です。
特筆するようなヒロピンもなく、女主人公ものなのでダムゼル・イン・ディストレスとも言い難いものがありましたが、この年代特有の突き抜けたセクシー強調演出が素晴らしく、昨今のポリコレ全盛の風潮に異議を唱える意味でも今回取り上げさせて頂きました。
また映画自体も独特の雰囲気がある怪作となっていますので、暇つぶしに一度は視聴してみるのも悪くないかも知れませんよ?(笑)
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