今回は1993年にコナミから発売されたアーケードゲーム『ミスティックウォリアーズ』というゲームに登場する紅一点キャラ、ユリのご紹介になります。
ストーリーは、巨大企業・SKULL(スカル)が裏で機甲忍者軍団による世界征服を企み、それに襲われた若き忍者たち・五忍衆が立ち向かうというもの。
その世界観は外国人が想像するような間違った忍者観を徹底して具現化。時代劇と現代をミックスしたような世界を舞台に、癖のある忍者たちが様々なアクションを繰り広げる。一見シュールに見えるものの、その実はシリアスなストーリーが展開し、ドラマチックな演出や表現にこだわりが感じられるタイトルである。
ミスティックウォリアーズ (みすてぃっくうぉりあーず)とは【ピクシブ百科事典】 (pixiv.net)
連れ去られるユリ
プレイアブルキャラクターは全部で5人で、一応『五忍衆』という呼び名がついてるらしいです。
マルチプレイが可能で、最大4人まで同時プレイが可能な仕様となっています。プレイアブルキャラは5人なのに最大プレイ人数は4人。実はこの人数の誤差こそが今回の記事におけるミソだったりします。
最初にキャラ選択画面となりますがプレイ人数が1~3人の場合、ここで選択しなかったキャラのうち誰か1人がランダムで敵に攫われてしまいます。その攫われたキャラを助けるという形でゲームが進行していくのです。となれば当然ユリが攫われるのを期待してしまいますが、残念ながらランダムなのでその助ける対象は上画像の男四人の誰かになる可能性もあるわけです。というかプレイキャラの中にユリを選べば当然攫われるのは男確定になってしまいます(笑)
そして基本的にユリは操作キャラとして選ばれやすいので、攫われるのは基本男になります(笑) 実際You Tubeの動画を漁ってもプレイ動画は殆どがユリを選択しているものばかりでした。少人数プレイでランダムの結果ユリが攫われてる動画もあるにはありましたが、せっかく最大4人同時プレイが可能なんですから、『男4人を選択してユリが攫われる』という展開がダムゼル・イン・ディストレス的にベストな訳ですが、どうせ無いだろうなと諦め気味で探していたら……ありました(歓喜)
トップの埋め込み動画がそれになりますが、以下に簡易ダイジェスト形式で見所をご紹介していきます。
キャラ選択で男4人を選択すると、残ったユリが確定で敵に誘拐されます。そのままヘリに乗せられ連れ去られるユリ。それを他の4人の男達が追いかけます。これぞまさに王道のヒロイン。ダムゼル・イン・ディストレスそのものです。個人的には選択しなかった場合ランダムではなく、ユリが最優先で連れ去られる仕様にして欲しかった(笑)
ユリ救出に奮闘する男達
ユリを追いかける4人の前に多数の敵雑魚が襲いかかってきます。更には中ボスやステージボスとの戦いも控えています。男達が必死でそれらと戦っている最中、ただ捕まっているだけのユリ。この対比が最高なんですよ(笑) しかもユリはピーチ姫ではなくプレイアブルキャラでもあるまさに『戦うヒロイン』なので、その対比が余計に際立ちます。
その後もいくつかのステージを戦い抜きながらユリを追う4人の男達。辿り着いた先では最初にユリを攫った敵が待ち構えており、ユリを巨大機械の中に閉じ込めてしまいます。そしてユリを捕らえたままその巨大機械が動き出します。
囚われのユリ
巨大機械との激闘を繰り広げる4人。ユリはコックピットに囚われたまま「ヘルプ・ミー!」と叫ぶ事しか出来ません。同じプレイアブルキャラなのにこの落差。ヒロピン的にはこれが堪らないんですよね(笑) 巨大機械を撃破するとユリが解放されます。ここで終わっていれば最高だったんですが……
脱出行、そして……
ここからはヒロピン的にはちょっと蛇足展開になります(笑) トロッコの上で戦う4人の横で倒れているだけのユリという構図はすごく良かったんですが、その後ボス戦の前にユリが仲間を助けるためにボスに特攻して死んでしまうという展開になります。
まあ攫われるのがユリ確定ではなく他の男になる場合もあるので仕方ないんですが、これは大いに残念な展開でした。ゲームの容量的にもアーケードという性質上でも難しかったとは思いますが、個人的にはユリが攫われた時だけは別展開になってくれると非常に良かったですね。例えばこの後再度攫われてラスボスを倒して再び救出というパターンなどになってくれると最高でした。
終わりに
アーケードゲームとしては珍しい展開になる本作。願わくば最新の機種でリメイクして欲しいですが、今の世の中にリメイクするとこのヒロピン展開自体が抹消されて、ユリのハイレグも無くなってしまう可能性があるので悩ましい所ですね(笑) ホントつまらない時代になったものです……
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